marubishi tour
私たち丸菱工業は、1964年の創業以来磨き上げてきた伝統の技を駆使して、安全性と機能性に優れた自動車シートをはじめとするクオリティの高い製品を作り続けてきまいりました。おかげさまで、世界中のお客様から高い評価を受けています。
最近では、自動車シートの製造で培った技術やノウハウを生かし、健康関連商品の開発も開始!
これからも「人と環境にやさしく」をモットーに、さまざまな種類の製品を提供することで、皆様のお役に立ちたいと考えています。
私たちのことをもっと知っていただくため、皆様を「丸菱工業ツアー」へとご案内しましょう。いざ、出発!
私たち丸菱工業が誕生したのは、今から半世紀以上前の1964年5月です。
三菱重工業名古屋自動車製作所の協力工場としてスタート。現在と同様、主力製品は自動車のシートでした。
1964年と言えば、東京オリンピックが開催された年。戦後の混乱期から抜け出し、経済的に大きな発展を遂げようと国全体に活力がみなぎっている頃でした。モータリゼーションの発達で、自動車の生産台数も右肩上がり。自動車メーカーの私たちに対する期待は、非常に大きなものでした。
私たち丸菱工業の事業には、大きく3本の柱があります。
1つ目の柱は、創業当時から行っている自動車シートの生産。「丸菱工業と言えば自動車シート」と言えるほどの大切な仕事です。長い時間をかけ独自の技術とノウハウを蓄積。スタッフ数もそれほど多くない中規模の会社でありながら、設計・開発・製造を一貫して行える体制を整えています。
2つ目の柱は、自動車内装品の生産。運転席と助手席の間のスペースにあるコンソールボックスなどの内装品を作っています。自動車シートに続く新たな柱に育てようと1988年から製造を開始。今では内外の自動車メーカー様より高い評価を得るまでになりました。
3つ目の柱は、健康関連商品の生産。長年にわたり自動車シートを製造してきた技術を生かし、人間工学に基づいた座り心地のよい椅子やクッション作りに取り組んでいます。今後ますますの需要拡大を見込んでいる事業ですが、よい製品を作り続けることで、大きな柱へと育てていきたいと考えています。
丸菱工業創業の地でもある愛知県小牧市は、東名・名神・中央道の結節点がある交通の要衝地。私たちは小牧ICから15分ほどとアクセスが便利な土地でありながら、のどかな田園風景が広がる一角に、本社を構えています。
1995年からは生産体制強化を図るため、国内に数カ所あった工場を一本化。製造工程すべてを集約した自社工場でクオリティの高い製品を作り出し、世界に向けて発信しています。
東南アジアで3番目に多い人口を誇り、経済成長率の高いベトナム。多くの日本企業が同国へ進出をしており、私たち丸菱工業もそのひとつ。グローバル化戦略の第一弾として、2003年にベトナムのホーチミンに現地法人「MARUBISHI SUMMIT INDUSTRY VIETNAM Co.,Ltd.(マルビシ サミット ベトナム)」を立ち上げました。
自動車メーカーからのオーダーに応じて生産する自動車シートや内装品。どの車種の製品をいくつ作ればよいのかは、もちろん時々によって変化します。丸菱工業では作業工程に関するムダを徹底的に排除。的確な人員配置で必要な時に必要な物を必要な数だけ生産する「ジャストインタイム」の考え方に基づいた生産体制を整えています。
作業に必要な工具や部品を置く位置は、どこにあってもよいという訳ではありません。
丸菱工業では作業効率を極限まで追求するために、細かい位置までこだわっています。その理由は、製品を使うお客様のために価値のあるものを提供するためです。
少しでもムダをなくし、製品価値の向上を目指し、私たちは不断の努力を続けています。
自動車シートの製造工程は細かい作業が多く、完全に機械化することはできません。1台1台、スタッフが手作業で丁寧に仕上げていきます。
その作業を支えているのが、長い時間をかけて培ってきた丸菱工業ならではの技術と心。受け継いできた匠の技は途切れることなく息づいています。
「良いと思った取組は、とにかく一度トライしてみる」というのが私たち丸菱工業のモットー。さまざまなスタッフから、効率的に仕事を行うためのカイゼン案が数多く提案されています。この提案を元にたくさんのカイゼン策が行われてきました。このカイゼン力が、丸菱工業のものづくりを支えています。
100年に1度と言われる大変革期を迎えている自動車業界。電動化や自動運転など、新たな技術が開発され、自動車の未来が大きく変わろうとしています。
その変革期に私たち丸菱工業がすべきことは、自動車シートメーカーとしての価値をより高めていくこと。技術を磨きあらゆる状況に対応できる力を身に付け、未来の自動車づくりを支えます。
「常にチャレンジをし、誰もやったことがないことをやろう!」。私たちはものづくりのプロとして、こんな思いを持って仕事に取り組んできました。自動車シートの製造で培ってきた技とプロとしてのプライドを持ち、これからの時代に必要とされる新たな製品の開発にも挑戦していきます。
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