development story

開発ストーリー

私たち丸菱工業は1964年の創業以来半世紀以上、安全性と機能性に優れた自動車シートを製造してきました。
最近では、自動車シート製造で培ってきた技術を生かして、自動車とはまったく違う分野の製品の企画や開発にも取り組んでいます。
私たちはいったいどんな製品へと応用してきたのでしょうか。開発の裏にあるストーリーをご紹介します。

挑戦し続ける丸菱工業

丸菱工業を襲ったリーマン・ショック

2008年9月、アメリカの大手投資銀行であるリーマン・ブラザーズの経営破綻が引き金となって国際的な金融危機が起こりました。いわゆる「リーマン・ショック」です。
日本の基幹産業である自動車業界も、否応なくこの影響を受けることに。クルマは売れず、生産量は減少の一途をたどりました。もちろん私たちへの影響も大きいものがありました。生産量がピーク時の10分の1にまで落ち込むなど、大きな打撃を受けたのです。

難題をクリアするチャレンジ精神

苦しい状況の中で発揮されたのが、チャレンジ精神でした。さまざまな企業で、人員削減をはじめとするリストラ策が行われる中、「現場があっての丸菱工業」という現場主義の考えを貫いた丸菱工業では、大規模なリストラは行いませんでした。
スタッフの雇用を確保しつつ、大きく落ちた売上を回復させる…。私たちは新たな製品を企画・開発し、新たな柱として育てていくことで、この苦境から脱しようと考えたのです。

開発プロジェクト事例

徹底した聞き取り調査でユーザーが納得する商品を

私たちが開発に取り組んだ商品のひとつが、福祉介護用の椅子。自動車シート製造で培った技術やノウハウが生かせると考えたのです。100軒以上の福祉・介護施設をまわってユーザーから不満点をヒアリングし、試作品ができたら病院や福祉施設を周って意見を聞く、といった作業を何度となく繰り返した末、ようやく多くのユーザーが納得行く商品として、福祉介護用椅子「スポッとチェア」を作ることができました。徹底した現場主義が、新商品の開発のカギとなったのです。

地元小牧市のふるさと納税返礼品に採用

私たち丸菱工業では、家庭用・事務用クッション「スポっとクッション」「仙骨サポート座布団」のほか、楽に正座ができるクッション「腰座(YOUZA)」や子ども用学習クッション「カガック(CAGAC)」、車いす用クッション「スポッとクッションWS」「センタック(SENTAC)」など、“座る”ということにとことんこだわり、人間工学に基づいた体への負担が少ない新商品を数多く開発。子どもからお年寄りまで、幅広い層の方々によろこんで利用してもらっています。クオリティの高さは自動車シートと同じ。「小牧自慢の逸品」として、私たちが本社を構える愛知県小牧市のふるさと納税の返礼品に採用されていることからも伺えます。

小牧市のふるさと納税のお礼の品情報サイトを見る